こんにちは、「久我山左近日記」の記事を執筆している司法書士の久我山左近です。
資格試験に挑戦していると、必ずぶつかる1番大きな壁が「時間の確保」だと思います。
仕事や家事、試験勉強との両立で「もっと効率よく勉強できたら…」と感じることはありませんか?
そういう時間がない方に注目されているのが“速読”というスキルになります。
しかし、この速読というスキルに関しては、胡散臭いと感じている人は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
また、「本当に出来るの?」「本当に効果があるの?」「速く読むだけで合格できるの?」と多くの疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、実際に速読を取り入れて、司法書士試験に1年で合格した私の体験談をもとに、速読の効果や取り入れ方を元システムエンジニアで司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
「勉強時間をもっと有効に使いたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
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速読は、資格試験や受験において、かなり効果が高いスキルになります。


まずは一般的な読書の仕組みについて解説します。
⒈ 視線のスキャン(サッカード)
- 文字を読むとき、目は滑らかに動いているように感じますが、実際は「サッカード」と呼ばれるジャンプのような動きを繰り返しています。
要するに人間の眼は、点から点に動いていますので、滑らかに動いている訳ではありません。 - 文字から文字へ、単語から単語へと、瞬間的に移動していきます。
2. 注視点(フィクセーション)
- このサッカードの合間に「注視点」と呼ばれる止まる時間があります。
- ここで脳が目から入った情報を処理します。
1つの注視は200〜250ミリ秒程度のとても短い時間になります。
3. 回帰(リグレッション)
- 難解な文や理解が追いつかない時に、目は前の文や単語に戻ることがあります。
これが「回帰」と呼ばれる動作になります。
4. 行末でのジャンプ
- 文章を行末まで読むと、目は次の行の先頭へジャンプします。
ここまでが、一般的な人間が読書をする時の仕組みになります。
ここで、1番重要なポイントは人間の眼は、点から点に動いていること、そして1回の点で認識できる文字数(範囲)が読書スピードに関係しているということです。
⒌ 速読や視線トレーニングとの関係
- 速読の基本的な訓練では、サッカードの回数を減らすこと、要するに1回で認識できる文字数を増やすことになります。
- 一般的な速読法では「視野拡大」や「周辺視野の活用」によって、より多くの文字を一度に認識することを目指すことになります。
資格試験における速読の効果とは?
一般的な大人の読書スピードは、1分間に500文字前後だと言われています。
なお、難関中学校の1つである麻布中学校の生徒の平均読書スピードは、1分間に800文字以上と言われていますので、この事実から判断しても学力と読書スピードには大きな関係があるという根拠になっていると思われます。
ここからは、速読を取り入れて資格試験に合格した久我山左近の体験談とともに、速読のメリット・デメリットをまとめてご紹介いたします!
速読とは?資格試験にどう活かせるのか
まず、資格試験や受験に効果的な速読については、Youtube動画やテレビ番組で見るような1分間で1冊を読んで、その内容を覚えているといったマジックのようなものではなく、今より2倍から3倍程度以上、文章を読む速度を早くするということです。
以下が、わたしが推奨する資格試験や受験に有効な速読のスキルになります。
- まず速読の目的は「理解を落とさずに、読むスピードを上げること」です。
- 資格試験や受験では、以下のような場面で高い効果あります。
- 試験範囲のインプット(参考書・資料)
- 過去問や模試の解説の読み込み
- 長文問題の処理速度UP
資格試験や受験勉強において、速読によって読む速度が2倍になったとしても問題を理解する時間は変わりませんので、資格試験や受験勉強のインプットの時間が半分になる訳ではありません。
資格試験や受験勉強で速読が1番効果を発揮するのは、記憶の定着というパートになります。
この記憶に定着させる作業については、そのまま読書スピードが早くなる分で、試験勉強する時間が短縮できますので、速読法の効果が1番発揮できる部分になります。
また、これは一般の方には理解しづらい部分になるかも知れませんが、早く読んだ方が記憶の定着にもより高い効果があります。
久我山左近の司法書士試験の合格体験記
わたしと速読との出会いは、司法書士試験を受験するにあたって、法律の初学者であった自分が試験において優位に立つことができるスキルはないかと考えていた時に書店で速読の本に出会ったことです。
もちろん、速読法の訓練をすることで読書スピードが上がったことが、司法書士試験を1年で合格した1番のポイントなのかも知れませんが、わたし自身の実感としては、テキストの内容をしっかりと覚えているといった記憶力のアップの方が試験において大きかったのかも知れません。
ここからはわたしのアドバイスになりますが、資格試験や受験を考えるのであれば、読書のスピードはそこそこでOK、速読の訓練を続けることで理解力や記憶力が飛躍的に良くなるというメリットがあることをしっかりと理解して、毎日少しずつでも速読の訓練を続けることをお勧めします。
速読のメリットと注意点を久我山左近が解説します。
速読のメリット
- インプット効率がアップする
- 記憶の定着率が飛躍的に向上する
- 問題への集中力がアップする
速読の注意点
- 読書スピードに依存し過ぎると理解力が落ちやすい
- 「速く読む」だけでは合格に直結しない(理解が必要)
- 人によって向き不向きがある
まとめ:速読は資格試験対策の補助スキルとしては非常に有効です!
速読は、資格試験や受験の勉強を効率よく進めるための「時短スキル」として非常に有効です。
ただし、速読が出来るからといってそれだけで合格できるということではありません。
また、速読に関してはちょっと練習して終わりという訳ではなく、毎日少しの時間でもいいので、継続することで読書スピードや理解力、記憶力がアップすることになります。
まあ、わたしが1年で司法書士試験に合格していますので、速読が無駄なスキルではないことは十分に証明出来ていると思います。
速読に関しては、毎日コツコツと訓練に励めば、時間はかかるかも知れませんが必ずそれなりの成果がありますよ。
ここまでで、今回の記事「資格試験の取得に速読は有効な方法なのか?実際の合格体験記も紹介!」のテーマの解説は以上になります。
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それでは、元システムエンジニアで司法書士の久我山左近でした!
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